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ママさんの手書きのレシピ
とらのいスパイスのコンセプトは「プロのスパイスレシピを、あなたの手で」
英語でかっこよく言うと「Spice By Masters, Made By You.」(ちょっとSWのMay the force be with you.ぽくない?笑🚀)
なんでこのコンセプトに至ったかというと、遡ることちょうど2年前。
ぱおちゃん閉店ギリギリな時期。
もう毎日とんでもない数のお客様にご来店いただいていた頃。
朝7時くらいから開店準備をし、水分を取る時間もないくらいの忙しい営業時間を終え、帰宅したらSNSの対応や翌日の準備、事務作業などでママさんもわたしもヘロヘロな毎日だったんですが、そんなヘロヘロな最中にママさんが手書きで便箋複数枚にも渡るお手紙を書いていたのです。
「これ、⚫︎⚫︎ちゃんの大好きだったトンカツのレシピ。お母さんに渡したいの。お母さんに作ってもらえたら、⚫︎⚫︎ちゃんはずっとぱおのトンカツを食べれるでしょ?」とママさん。
えーーーー!!!!!
レシピを書いていたのーーーー!?!?!?
教えちゃっていいのーーーーー!?!?!?!?
びっくりするわたしにママさんは「⚫︎⚫︎さんにはカレーチャーハンの作り方を教えたいし、⚫︎⚫︎さんにはカレー担々麺を教えたい、、、でもなかなか会えないしもう無理だよね、、、」と。
この出来事はわたしの中でとっても印象深く残っていました。
レシピっていうのは飲食店の命
だってさ、飲食店にとって「レシピ」ってのはもう、命なわけですよ、命。
うちはアルバイトさんには教えられないことがとても多かった。
申し訳ないけれど、ここから先はママさんとわたしだけが知っている、という内部事情がとても多かったです。
でもそれって個人でやってる飲食店なら普通じゃないかな?と思うのだけど。
だからこそ、そんな「レシピ」を手書きでお手紙にしてお客様に託すということに驚いたわけです。
それに、閉店のお知らせをしてから「レシピを売ってください」とか「事業継承を考えませんか?」のような声もいただいていました。
ママさんはそんな営業にはすべて「NO」の姿勢を貫いていたので、余計に手書きのレシピはわたしにとって衝撃的だったんですよね。
で、とらのいのコンセプトの話に戻るんですが、
ママさんはわたしが継がないなら、お店は誰にもやらせない、っていうのも決めていて、わたしならこのレシピやノウハウを好きに使っていいからね、というスタンスでした。
だからとらのいスパイスをはじめる時にひとつ思ったのが、
わたしに託されたこのレシピを、今度はお客様に託していく必要がある。
ということ。
もう二度と食べられない、とさようならしたぱおのカレーをおうちで食べられるのなら、お客様が知りたいことはなんだって教えなきゃ。
それが、
・とらのまかない
・LINEで個別相談
というサービスに繋がっています。
なんか真面目ね、今日の文章。。。
これがやりたかったこと
Makuakeでスープカレースパイスキットを買われたお客様からの質問にLINEでお答えしていたとき、あれもこれもと色々とアドバイスするわたしのレスポンスに、お客様から
「そんなことまで教えてしまっていいんですか?笑」
と返信が来たことがあります。
「それがやりたかったことなんで、いいんです!!!!!!」
と熱量高めにお答えしましたが本当にその通りで。
ママさんが手書きで書いたレシピのお手紙を、今度がわたしが引き継いでいきますからね!!!!
(あ、ママさんはとても元気に暮らしていますのでご心配なくw)
もちろん、商品として販売した以上はスパイスキットの中身の分量を教えることは出来ません。。。(でもその気になれば分析できると思うよ!笑)
でも、作り方や使い方はもちろん、もっとぱおっぽくするにはどうしたらいいかとか、こんな味にしてみたいけどとか、家にこんなスパイスあるんだけどどうしようとか、もうとにかくなんでもかんでも聞いてくれて大丈夫です。
お店をやっていたらどーしても答えられなかったことを、お店をやっていない今なら答えられるのが嬉しくって仕方がないのです!
そうやってみなさんのそれぞれのおうちで最高に美味しいカレーやスパイス料理が食べられるようになったら、それこそまさに
「プロのスパイスレシピを、あなたの手で」
っていうことですからね、はー最高。