こんにちは、元カレー屋さんで今は北海道発・スパイス専門店「とらのいスパイス」店長です。
「花粉症にカルダモンが効く」
巷でまことしやかに囁かれているこんな噂。
(大袈裟に書きましたが主にSNSで話題になってるってことです)
ホールのカルダモンをまるごとガリっと。
え!?まるごと、ガリっと!?
わたしゃそりゃ驚きました。
そりゃ鼻通るだろうけど・・・・ねえ???笑
だってね、まずカルダモンってスパイス界の中では「女王様」ポジなんですよ。
まず単純に高い。値段が高い。
ホールだと100g 1,684円(S&Bのサイトより)。
いやいや安いじゃんって思うでしょ?
クミンシードは100g 378円よ、どう、高いでしょ!
カレー屋さん時代、カルダモンを扱う時は毎回ちょっと緊張してた。
ほぼ毎日扱ってたわけだけど、カルダモンのターンだけは
「絶対こぼさない」
と全集中で挑んでいた。
業務用だと1キロ1万円オーバーですもの。
そんなわたしからしたら、カルダモンをガリっと噛んで花粉症対策!
って聞くと、
「いや、鼻炎薬飲んだ方がよくないか」
とか思っちゃったんですよね、ほんとなんかスミマセン・・・

パウダーになると緑がかった白さの美しい粉になります。カルダモンはまじで一眼でわかるくらい色が美しい。
でも効果については分かる、ありゃ鼻が通る。
なんでカルダモンはスパイス界の女王様に君臨しているかと言うと、
圧倒的な華やかで清涼感のある香り!
に他なりません。
擬人化したらシャーリーズ・セロンあたりだとわたしは思っている。
シャリ姉!絶対シャリ姉からはあの香りがしているはずだ!
実際、主成分の「シネオール」は別名「ユーカリプトール」と呼ばれていて、抗炎症・粘液溶解作用があるそうな。
確かにあの香りを嗅ぐと、すーっと鼻が抜けていく感覚。
ハッカ(ミント)もすーっと鼻が抜ける清涼感がありますが、なんというかこちらは冷たい清涼感。
カルダモンは温かみのある清涼感なんですよね、突き抜けるような感じじゃなくて、芯から湧き上がるような上品で奥行きのある清涼感。
まるで深い森の中に咲いた一輪の花のような・・・。
いや、花粉症対策にその例えはナンセンスだろうよ、わたし。

こちらカルダモンの花。繊細は花びらに派手なピンク〜黄色の色が入るようです。
さすがスパイス界のシャリ姉の異名を持つだけある。(多分わたししか言ってない)
だからといってまるごとかじる必要はあるのか
うーん、このあたりはSNSの弊害ではないかと。
あの緑色の種をガリっとかじる絵面にインパクトがありますからねえ。
そしてカルダモンの皮って結構固いんですよ。
お店時代、カルダモンの皮を手剥きしてチャイミックスを作ってたんですが、何度か爪の隙間にぶっ刺さってめっちゃくちゃ痛かった。(想像してみてください)
というわけで実際にかじってみました。
皮を剥いて、中の黒い種子をお口の中で転がす。
これだけでもかなりの芳香が口の中に広がる。
奥歯でガリッ。
うぉーなんか香水なめったみたい!
確かに清涼感とスーッと感はすごいけれど、特段苦みがあるわけでもないけれど…
思わずしかめっ面になっていた。
スパイスに長年親しんでいるわたしですらそんな感じだ。
皆さん花粉症改善のためなら!
と頑張って摂取しているんだろうか…!
あと最近の「花粉症にはカルダモン」ブームで、うちの近所じゃホールのカルダモンが売り切れてました。
北海道ですらそんな感じですから、花粉症真っ只中の本州の方はどうなんでしょう、買えてますかね?

これが鞘の中身の種子。薄い外殻と種子の部分に強い香りがあるので、ホールで使う時は絶対に剥いた方がよいです。ハサミでチョキンするより、鞘を指で押して割れ目から剥くのがオススメ。
というわけで店長からの提案だ!「カルダモンチャイ」なんてどうだろう?
カルダモンをガリっとかじるんじゃなくて、鼻からアロマのように感じるのはいかがだろうか!
だって、チャイには他にも
・抗炎症作用のあるジンジャー
・鼻粘膜の血行を良くするシナモン
・カルダモンと同じ成分シネオールを含むローリエ
などなど、まさに「飲む漢方」のようにたくさんのスパイスが使われているではないか!
※↑に挙げたスパイスは「とらのいスパイス」のチャイミックスに入っているものです、他の商品はちょっとわからずですあしからず・・・
というわけで、さっそくやってみた。

いつも通りチャイを淹れて、上からカルダモンパウダーをフリフリ。
それだけなのにこの高級感溢れる香り。
湯気とともにカルダモンの華やかで清涼感のある香りが立ち上り、鼻にすーっと抜けていく。
おおお、これもかなりいい感じだぞ!
むしろ湯気のおかげで鼻の中にカルダモンのアロマを直接入れることができる感覚。
まるごとかじらなくても得られる清涼感。
テーブルの向かい側にシャリ姉が見えました、うっとり。
ちなみに「とらのいスパイス」のチャイミックスは市販品よりも香りのスパイスが多めな上に、お店(カレー屋さん)で24年も愛されていたレシピをベースにしているので、とにかくめっちゃ美味しいです。
店長は豆乳もしくはアーモンドミルクで淹れるのが好き。
🔽チャイの淹れ方は動画にまとめました
コーヒーもいいけれど、チャイがおすすめな理由
飲み物×カルダモンだと、カルダモンコーヒーが有名ですよね。
同じように上からパパッとかけるだけでOKです。
ただ、チャイの方が他のスパイスの効能も期待できるし、牛乳や豆乳から他の栄養素も摂取できるからなおいいよなーとわたしは思いました。
それと、チャイは純然たるミルクティー。
ティーパックや粉を溶かすだけのタイプもあるけど、小鍋で茶葉を煮出して淹れるタイプが断然美味しいですよ、なんというか濃厚さが違う。
自分のためにじっくり淹れるチャイ。
花粉症対策にかこつけて、なんだか豊かな時間が送れそう。
(店長のオススメおやつは、バタークッキーだ!)
というわけでね、まるごとかじらなくても、こんな方法でカルダモンで花粉症の症状が緩和できるんじゃないかなーという、店長からのご提案でした。
パウダーのカルダモンならどこのスーパーでも瓶入りが500円くらいで売られているしね!
あと「とらのいスパイス」のチャイミックスを買ってくださって、備考欄に「店長!カルダモン入れて!」って書いてくれたら、パウダーのカルダモンつけますよ、高いからちょこっとだけど(笑)
北海道の花粉症(主にシラカバですが)シーズンは4月から6月にかけてです。
例に漏れず、わたしもこの時期はいつも鼻がむずむずします。公園こわい。
カバンの中にカルダモンを忍ばせて、その恩恵に預かろうと思います!!!
(鼻の下に塗りたくっておくといいかもね)
🔽店長ブレンドの大人気チャイミックスはこちら
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