前回の「パウダーとホールの違い」についてのコラム、本当にたくさんの反響をありがとうございました!「有料級の情報です…!」というお声をいただき、本当に励みになっています。
さて、みなさんは「スパイスってなんとなく身体に良さそう」というイメージはありませんか?
実は、それ気のせいではないんです。 というか、「なんとなく」どころか、スパイスって実はものすごい健康パワーを秘めてるんですよー!
そもそも、今わたしたちが使っているスパイスの多くは、大昔から生薬(漢方)や薬草として、人々の身体を癒すために大切に使われてきた歴史があります。
毎日何気なく使っているあの香りが、実は体の中でとんでもなく良い働きをしてくれているんです。
カレー屋さんをやっていた時も、うちでは「スパイストッピング」というサービスがありました。
クミンやコリアンダーなどそれぞれのスパイスがこんな効能があるんですよってメニューに書いていて、お客様がその日の体調に合わせてスパイスを無料でトッピング出来たんです。
カレーは刺激的で体に負担がかかかる、なんて誤解をしている方にこそ知ってもらいたい、スパイスの知られざる健康パワーを深掘り!
第1弾のテーマは、現代人が一番疲れを溜め込みやすい「胃腸をいたわるスパイス4選」。
定番のあの子から、専門店ならではのちょっと通なスパイスまで、その驚きの実力をご紹介します!
1. コリアンダー:優しくデトックス!お腹をすっきり調和させるサポーター

コリアンダーはカレーに爽やかさとまとまりを出すお馴染みのスパイスです!
パクチーの種ですが、あの独特な癖はなく、驚くほど爽やかで柑橘系のような香りがします。(かじるとレモンの風味♪)
実は便秘にも効能があるんですよ!
こんなときに: 胃の痛みを和らげたり、食べたものの消化を優しくサポートしてくれます。体の中に溜まった不要なものをすっきり流したいときにも欠かせない、お腹に優しい優等生です。
2. カルダモン:お腹の張りを吹き飛ばす、爽快なスパイスの女王

「スパイスの女王」という高貴な名前を持っていますが、その実力は超実力派のレスキュー隊。
とらのいスパイスのブレンドでも、この香りのキレを出すために絶対に欠かせない、めちゃくちゃ偏愛しているスパイスです。
こんなときに: 食べすぎてお腹が張っているときや、胃がどんより重いときに、その不快感をスーッとすっきりとリフレッシュしてくれます。食後の口直しにも最高です。
2. クローブ(丁字):冷えた胃腸を内側から温める、お腹のレスキュー隊

見た目は小さな「釘」のようですが、放つ香りとパワーはスパイス界でもダントツで濃厚。
あの「正露丸」の香りをどこか彷彿とさせる、ツンとしたウッディで強烈な個性を持っています。
漢方の世界でも、胃腸トラブルの特効薬として重宝されてきた、まさに「お腹の救急薬」です。
こんなときに: 漢方では胃腸の冷えからくるトラブルの特効薬(公丁香)として使われてきた歴史があります。「冷たいものの摂りすぎで胃の調子が悪い」「お腹が冷えてゴロゴロする」というときに、内側からポカポカ温めて動きを良くしてくれます。
フェンネル(ウイキョウ):食べすぎ・飲みすぎの強い味方!天然の胃腸薬

甘く爽やかな香りで、インド料理店のレジ横に置いてあるカラフルなお砂糖がかかった粒(ムクワス)の正体が、まさにこのフェンネル!
現地では「これさえ噛んでおけば、どんなにカレーを大食いしても大丈夫!」と言われるほど、全幅の信頼を寄せられている超実力派スパイスです。
実は店長が一番好きな香りがフェンネル!
ずーっと嗅いでいたくなる優しく爽やかなスパイスです。
こんなときに: 古くからヨーロッパやアジアで「天然の胃腸薬」として重宝されてきました。胃もたれをすっきりと解消して、お腹の環境を優しく整えてくれます。
カレーはやっぱり最強。美味しく食べて、勝手に健康!
スパイスの効能って、調べれば調べるほど難しい専門用語がたくさん出てきます。
でも、とらのいスパイスが一番大切にしたいのは、やっぱり「美味しい!」と感じること。
(うちは「味、至上主義」を掲げておりますのでね、キリッ!笑)
「健康のために薬として摂る」のではなく、「美味しいから夢中で食べていたら、気づけばお腹の調子が良くなって、身体もスッキリ整っていた」。
これこそがスパイス料理の最高の魔法だと思うんです。
実際、わたしもアラフォーですが胃腸がとんでもなく丈夫です。
脂っこいものもドカ食いもなんでも来たれ!な鋼の胃腸。
これもきっと子供の頃からスパイスを積極的に毎日のように食べてきた恩恵でしょうか…!
カレー屋の娘でよかった〜!(出た!笑)
最近ちょっとお疲れ気味だなと思ったら、ぜひこのスパイスたちを食卓に取り入れて、お腹を優しく労わってあげてくださいねー!