市販のルーじゃ嫌なんだ!でも、独学は遠回りすぎる…
スパイスからカレーを作ってみたい。
カレーが好きだしスパイスカレーにも興味がある、ていうか好きだ、大好きだ。
インドカレー
キーマカレー
スープカレー
スパイスラーメン
うーん。作ってみたい。
ネットにレシピはたくさん転がっているし、今ならAIに聞けば「いい感じ」のレシピを教えてくれそうだ。
でもスパイスをイチから揃えるのは正直しんどい。
一回作ったら満足する可能性があるし、「やっぱ外で食べた方が美味しいよね」なんて言っている自分の姿も目に浮かぶ…。
でも作ってみたい…!
カレー屋さんのレジ横で長年スパイスを売っていたわたしは、そんなお客様の声をよく聞いていた。
分かる、めっちゃ分かる。
だってカレーって外食も美味しいけどやっぱり家で食べるのが最高に美味しいもん。(あ、わたしはカレー屋さんの娘ですが、いったんそこは置いておいて笑)
そして何より好奇心。
スパイスからカレーってどうやって作んの!?
っていう、純粋な好奇心。
その好奇心はまるで子供の頃、「アイスクリームって手作りできるのかな!」と急に思い立って牛乳に砂糖を入れて凍らせた時のよう。(もちろん美味しくなかった…!)
人間はいくつになっても好奇心が湧く。特に食べ物に関しては。

食べる人から、作れる人へ。キッチンで手に入る『一生モノ』の知識
だけど、本当に欲しいのは「スパイスから作ったカレー」という結果じゃない。
「スパイスを使いこなしてカレーを作った」という、確かな経験と知識。
そして、絶対に成功させたい。
「お店レベル」の、震えるほど美味しいやつを。
これは譲れない、必須事項だ。
だから、わたしは「ただのキット」を作るのをやめた。
順番にスパイスを放り込むだけに見える作業には、ひとつひとつ意味があるってことを伝えたい。
なぜこのタイミングでこのスパイスを入れるのか。
テンパリングはどのくらいの加減がいいのか。
使うスパイスによって火加減はどう変わるのか。
などなど、プロが当たり前のように使いこなしているスパイスの知識。
それらを織り込んだスパイスキットを作ることにした。
だって、それこそが「スパイスからカレーを作った」という絶対的な経験になると思ったから。

札幌で24年。何万人もの舌を納得させてきた、店長の絶対的スパイス感覚
そんなわたしの実家はカレー激戦区・札幌で24年も続いた老舗のカレー屋さんだった。
だった、というのはビルの老朽化により2023年11月、立ち退き閉店となったから。
一度はカレーの世界から離れたけれど、どうしてもあの味が忘れられなかった。
そして20年以上培ったスパイスへの情熱と知識を宙ぶらりんに抱えたまま、よそのお店でカレー欲をなんとか満たしている毎日をやめることにして、スパイス屋さんになった。
元カレー屋さんがスパイス屋さんになって、家庭用のスパイスキットを作るのだ。
そりゃーもうお店でやってきたこと全部、詰め込みたい。
カレーが好きで、とかスパイスに興味があって、とかいうレベルじゃないもの。
生活のために、人生のど真ん中にカレーとスパイスがあって、商売としてお客様一人一人を満足させ続けてきた絶対的な知識と味への自信。
プロのスパイステクニックごと、皆様の家庭にお届けすることができる。
これがうちの圧倒的なパワー(パワー!)

キッチンが『ラボ』に変わる、スパイスの使い方
スープカレースパイスキットには、ホールスパイスのテンパリングという工程がある。
これは思考停止でやればただ油でスパイスを軽く揚げるだけのような作業。
でもここにすっごい意味がある。
油にホールスパイス(主にクミンシード、カソリメティ、シナモンなどの香りが強い系スパイス)の香りをお引越しさせるのだ。
これをすることで、このあと入る玉ねぎや鶏肉などに「下味」ならぬ「下風味」をつけることができる。香りの軸。香りの土台。

そしてルーカレースパイスキットでは、黄色いスパイスミックスを「乾煎り」する工程がある。
主にターメリックやクミン、コリアンダーなどいわゆるカレーミックスのようなスパイス。
これをじわじわとフライパンで熱を通すのだ。
それによって、スパイスから余分な(もともとスパイスにはほとんど水分はないものの)水分を飛ばすことができる。
さらにスパイスが一気にまとまる。馴染む。この乾煎りしたスパイスを炒めた玉ねぎに混ぜる。これがいわゆる「玉ねぎのルー」というやつだ。
あれ、もしかしてここにココナッツミルクやトマト缶を加えて煮込めば、スパイスカレーが出来るのでは?
そうその通り。この「玉ねぎのルー」はほとんどのカレーのベースとして使うことが出来る。
これが作れるようになると、あとは自分流でいろんなカレーの世界が広がる。
うーん最高では?

さらにほとんどのスパイスキットには「仕上げのスパイス」という大事なヤツがいる。
これを入れるときは「火を止めて!」とわたしはレシピや動画でめっちゃ強調して伝えている。
仕上げのスパイスにはカルダモンやオールスパイス、クローブなどの香りの個性際立つ系スパイスたちがとんでもなく絶妙な調合で入っている。
湯気でこいつらのポテンシャルを飛ばしてなるものか!
カレーって基本的にはざっくりで作れるけど、ここだけは繊細にお願いしたい。

こんな感じでうちのスパイスキットは、ひとつひとつの工程に「意味」があるってことをめっちゃ詳しく解説している。
だってせっかくスパイスからカレーを作るんだもの、なーんにも考えずに作るんじゃなくて、お客様の好奇心を満たすような、そして「もっと知りたい!スパイス楽しい!」と思ってもらえるような、そんな体験ごとお届けしたいとわたしは心から願っている。
今週末は何作る?もっとスパイスの深みへ!
うちの一番人気は「スープカレースパイスキット」。
もともと札幌発祥のお店なので、スープカレーのスパイスキットを一番最初に出した。
これがまた、玉ねぎとトマト缶と鶏肉だけでお店みたいなスープカレーが出来ちゃうすごいヤツ。
スープカレーは冬の食べ物だと思われてそうだけど、実は一年中美味しい。
夏なんて特に、食欲がなくてもサラサラと喉越しのいいスープはお肉と野菜を同時にたっぷり摂取できて、最高の健康食だと思ってる。

そして市販の固形ルーを使う、ルーカレーのスパイスキットもこれまたすごい。
いやいや、スパイスからカレーを作りたいんであって、市販の固形ルーを使うんじゃ意味ないよー。
なんて思ったそこのあなた。
何を言ってらっしゃいますか!いつも使ってるルーにスパイスを足すからこそ、スパイスのすごさがより分かるってもんです!
特にお肉にまぶして使うAスパイスは現役カレー屋さんから「真似します」と言われたほど(笑)。
このテクニックはルーカレーも大事にしてきた当店だからこそお伝えできることですえ!

さらに2月に新発売したエスニックトマトラーメンスパイスキット。
これはなかなか画期的な商品だ。
なんたって、トマトジュースと家庭用味噌を使ってスパイスラーメンを作るのだ。
そもそも「スパイスからラーメンを作るスパイス」なんてもの、多分まだどこにも売ってない。
これは完全にスパイスを知り尽くしているから出来たこと。
あとお店をやっていた時にも大人気メニューだったんですよね、エスニックラーメン。

こんな感じで、「スパイスへの好奇心」を満たせるのが当店のスパイスキットたち。
ただ作って食べるだけじゃない。
作って、食べて、スパイスが分かる。
そして次はこんなことしてみよう!
こんなスパイスを足してみよう!
なんて、どんどん広がっていくのも最高に楽しいと思う!
「スパイスが分かると、カレーがもっと楽しくなる」。
あなたのそのスパイスへの好奇心、ぜひ、とらのいスパイスのスパイスキットで満たしてみましょうよ!
美味しくて楽しい世界が待ってますよ〜
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